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離設対応と予防

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1.緊急対応グループLINE運用方法

■LINEノートを作成

⑴原則として、管理者(不在の場合は下位職)が対象者の情報提供をLINEノートで作成します。

①氏名、性別

②年齢

③介護度

④認知有無、既往歴

⑤自宅住所

⑥立ち寄りそうな場所

⑦着衣、履物、髪の特徴

⑧お金の所持

⑨歩行速度、杖の使用

⑩その他、写真など

 

⑵捜索参加者は、およその到着時間とともに参加をグループLINEに通知してください。

⑶対象施設を中心に、1km四方の正方形9分割したエリア地図をLINEに掲載してください

⑷捜索指揮者は、到着者順に9つのエリアまたは、自宅への配置を指示。併せて定時に警察の進捗状況確認を実施。

⑸その他の人員は、駅や商業施設、店舗への聞き込みを行ってください

 

■警察への捜索依頼

⑴徘徊高齢者保護の有無の確認

⑵行方不明の情報提供

保護されていない場合は、デイサービス利用者様が行方不明になった旨を伝えます。

「愛燦燦○○○の利用者△△(フルネーム)様がいなくなり捜しています」

⑶聞かれること

●通報者氏名

●連絡先(事業所電話番号)

●行方不明者の氏名、性別、年齢、身体的特徴

⑷発見された場合

●スタッフが発見した場合→通報した警察へ見つかった旨を報告

●警察で保護された場合→保護された警察署に迎えに行きます。

 

■発見後の対応方法

⑴ご家族に対して

誠意を持った謝罪が必要。

発見前は所在がわからないということで不安だったが、発見後はなぜデイサービスに預けていたのに行方不明になってしまったのかという判然としない気持ち(怒りなど)であることを察し、原因とともに発生から発見にいたる状況を説明したうえで、しっかりと謝罪してください。

また再発防止に向けた具体的な取り組みなどの説明が必要です。

“気をつけます”や“精一杯”は納得を引き出せないため使用してはいけません。

⑵利用者様に対して

再発防止に努めるべきはスタッフの方です。利用者様に対しては決して責めるような発言をしてはいけません。利用者様も事業所を出た後は不安な気持ちで過ごしていたに違いないと考え、丁寧に対応しましょう。

■契約時

利用契約時に転倒リスクと同様にご家族に行方不明になるリスクを説明し、事前に利用者様が立ち寄りそうな場所をヒアリングしておきましょう。

 

■離設予防

一般的に利用者様の思いや希望について傾聴することが予防として記載されていますが、ここでは施設での施策やルールなど、日々の仕組みについて記載します。

⑴玄関部分の施錠

内側から常時施錠すること。オートロックが設置されている場合は施錠されたことを確認してからその場を離れましょう。「少しの間だから」や「外に人がいるから」など例外は一切認めません。

⑵訪問者対応時の開錠と施錠

開錠した職員が必ず施錠を行ってください。第三者への引継ぎは行ってはいけません。引継ぎミスにつながります。

⑶定時に利用者様の人数確認

9時、11時、13時、15時を基準時間と設定し、利用者人数を確認しましょう。

⑷フロアを離れる場合の声掛け

フロアを離れる場合は、スタッフに対して聞こえるレベルで「離れます」と声をかけましょう。また、引き継ぐスタッフは「はい」「お願いします」と返事をして送り出してください。フロアで1名になる場合は、いかなる理由があってもフロアを離れないでください。また、入社2週間以内の新人職員は単独でのフロア配置をしないよう注意しましょう。

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